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中国で生まれ現在に受け継がれてきた太極拳 多くの傑出した大家を生み出し時代と共に 変化しながらもますます愛好者が増えています。 そんな太極拳の大家を見ているとまさに「百花繚乱」 という言葉が当てはまるように思います。 各々の個性を認め合い共に切磋琢磨して太極拳を 深めていかれています。長年に渡って人々を惹きつけ、 これからも受け継がれていく太極拳には 魅力的なものがいっぱいあるのでしょう。 |
NO.200(05/6/11) | |||
蓮の花から始まって牡丹の花まで6回続いての花シリーズでした。 日々変化する花や木を見ていると飽きないですね。 道の両脇の家々にはきれいに手入れされた花の鉢や植木が並び、 お屋敷には四季折々手入れされた庭木が花をつけ、実を成らします。 花を見る愉しみと同時にそこに住む人々の温かさを感じます。 こちらはそんな花々をデーターベースにしたHP 毎日新しい季節の花が更新されます。 季節の花 300 |
NO.198(05/5/28) | |||
今回の牡丹の剪紙は紫色です。 やや赤みがかった紫は着物の色を思わせます。 最近、京都では着物姿がよく目につきます。 数人の着物姿は何かの集まりのようです。 若い数人連れやカップルはどうやら着物振興会等が 力を入れている「レンタル着物」(無料〜有料)のようです。 着物姿で京の町を歩く愉しさが感じられて いいものです。 |
NO.197(05/5/21) | |||
5月連休の一日、京都府立植物園に行きました。 大正13年(1924年)に開園された植物園ですが、昭和26年からは 閉園。進駐軍に管理されていたと町のうわさでした。 昭和36年(1961年)再スタートし、荒れていた園内も行く度に 新しいコーナーができてきれいになっています。 今回は80周年記念で[シャクナゲ]コーナーが新設され、 牡丹、芍薬は蕾が少し開き始めていました。 アジアからの入園者が目に付きました。 京都府立植物園 |
NO.196(05/5/14) | |||
1980年代の中国でよく見かけたのが
牡丹色の綿の運動服です。男性も結構着ていました。
最初はおやっ、という感じでしたがそのうち見慣れて
しまいました。数年前から探すのが難しくなりましたから、
もう生産していないのでしょう。懐かしい色です。
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NO.195(05/5/7) | |||
梅、桃、桜が終わると牡丹、芍薬、アヤメ、ツツジ
が新緑をバックに咲き始めます。中でも大輪の花を咲かせる
牡丹のあでやかなさは別格です。 ファッションメーカーのブランド名に「牡丹」、タバコの銘柄に「牡丹」 とそれが窺えます。極め付きは色の「牡丹色」という言い方ですね。 濃いピンクでもなく赤でもなくまさに牡丹の花の色です。 |
NO.194(05/4/30) | |||
夜桜を眺めて三条木屋町の路地をブラブラしていたら
一昔前を思わせる小さなお店の窓ガラスに、おや?剪紙かな? 数枚の剪紙が窓ガラスに貼られています。 お店と同じく少し古びていますが確かに剪紙です。 ショーウインドウには中国から渡ってきた陶器の人形が置かれて います。きっとず〜っと前からここで道行く人を眺めてきたのでしょう。 日本に来てがんばってるねぇ、と懐かしい想いで眺めました。 |
NO.193(05/4/16) | |||
大きく羽根を広げた蝶が一羽 その中に又、蝶が、花が鳥が散りばめられています。 自然の曼荼羅を思い浮かべる構図です。 これが全部人の手で切取られているのですよね。 あたりも寝静まった夜中に心を集中して手を 動かしている人の姿が浮かんできます。 |
NO.192(05/4/9) | |||
中国伝統的な手法に多くの動物を描いた 絵画があります。その剪紙版です。絵画が写実的で勇壮なのに 比べ、牧歌的な百鹿です。 |
NO.191(05/4/2) | |||
「福」の文字が様々な書体で彫り取られています。 子供が生まれたら赤い服、お正月は赤い提灯と 赤い色はおめでたい色としてお祝い事には欠かせません。 |
NO.190(05/3/26) | |||
蓮の花をバックに竹篭を持って立つ農家の娘さん。 何やら京都の大原女と重なります。 中国南の地方、都市近郊の豊かな農村風景が浮かんできます。 |
NO.189(05/3/19) | |||
日本では神社の入り口に二頭で並んでいる狛犬を
想像しますが、中国の狛犬は花など散りばめて愛らしいこと。
やっぱり中国の人は可愛い心があるんだ(ウン) |
NO.188(05/3/12) | |||
中国では犬は今でもあまり見かけないです。
それでも剪紙には可愛く登場してくれました。 そういえば「両面刺繍」という透けるような布に片面は猫、片面は犬を 刺繍した工芸品があります。 両面刺繍の犬も可愛い犬です。可愛い犬が好きなんかしらん |
NO.187(05/3/5) | |||
のっけから何ですが、中国ではネコも食用になります。(20年前のことです) 留学生が飼っていたネコを、夏休み休暇の間宿舎の中国人コックさんに 預けていきました。休暇からると・・・・・そりゃあ、預けた相手が悪かったよね。 剪紙のネコは、細かな毛並みの先まで神経を張り詰め、 獲物を狙う目付きが光っています。 |
NO.185(05/2/19) | |||
クレオパトラか楊貴妃かとうたわれるほどの美貌で
唐の六代皇帝・玄宗が18人目の息子の嫁を召し上げて自分の妃にしたほど。 時に玄宗皇帝61歳、楊貴妃は21歳 当時世界で最大の都市だった唐の都「長安」は牡丹の花が盛りだったと言う。 |
NO.184(05/2/12) | |||
三国志正史にはその名は見あたらないが、「薫卓」とその養子
「呂布(りょうふ)」の間に入り三角関係をつくらせ、
貂嬋の虜になった呂布は薫卓を殺してしまう。(連環の計という) 三国志に登場する項羽、劉備、曹操とあまたの武将が 駆け巡った黄土高原は、内蒙古自治区から西安まで延々と続き 日本の総面積の二倍を越える。 貂嬋はこの黄土に生きた歌姫だった。 三国時代180年ごろ。三国時代 220〜265 AC |
NO.183(05/2/5) | |||
時代は前漢朝末期紀元前33年。 全盛を誇る漢の国にとって大きな脅威だった北方の異民族・匈奴(きょうど)。 王 昭君は平和の使者としてシルクロードを越え匈奴族の首領単于に嫁いだ。 おかげで漢と匈奴はその後60年も友好的に付き合うことができたという。 めでたしめでたし・・・・・。 |
NO.182(05/1/29) | |||
紀元前と伝えられていますが何しろ古代のことです。 実在か否かは定かではありませんが、英雄の陰に女あり、で 呉の王「夫差」はその美貌におぼれ国を滅ぼす。とあります。 ※呉の国 春秋時代(BC770〜476)の国の一つ 芭蕉が奥の細道で「象潟や 雨に西施が ねぶの花」と詠っている ように、ねむの花に小雨の情景を思わせるような楚楚とした 美女だったようです。 |
NO.181(05/1/22) | |||
来年は「鶏」年。そこで十二支の登場です。
日本字の「猿」は中国字では「猴」、「犬」は「狗」ですが
十二の並びは同じですね。 十二支は、中国「殷」の時代、王充(おういつ)という人が、 民衆に十二支を浸透させるべく、抽象的な数詞を覚えやすく 馴染み易い動物に替えて文献を書いたことから始まります。 ■正式な十二支名 子(シ)、丑(チュウ)、寅(イン)、卯(ボウ)、 辰(シン)、巳(シ)、午(ゴ)、未(ビ)、 申(シン)、酉(ユウ)、戌(ジュツ)、亥(ガイ) ■便宜上の十二支名 鼠(ね)、牛(うし)、虎(とら)、兎(う)、 竜(たつ)、蛇(み)、馬(うま)、羊(ひつじ)、 猿(さる)、鶏(とり)、犬(いぬ)、猪(い) |
NO.177(04/12/25) | |||
杭州といえば「西湖」。その西湖の中にある三つの石塔です。 中国江南の水上庭園芸術の代表作。 球形の塔身は中が空で、周りに五つの穴が等間隔に並び、 明月の夜に大きな蝋燭を入れる。 「天上は明月ひとつ、水中は影三つ」が三潭印月の由来 |
NO.176(04/12/18) | |||
南の杭州から北の北京まで1、800kmに及ぶ「京杭運河」は、秦の時代に
その雛形ができたと言われています。 6つの省市を貫き、銭塘江、長江、淮河、黄河、海河の五大水系を 経ている運河は、輸送手段として利用され、豊かな水と緑を 提供してきました。 と、ここまで書いてふっと思い出しました。 1984年の春、紹興市に行った時、誘われるままに乗った船は この剪紙の手漕ぎ船でした。手漕ぎのリズムが伝わって きます。薄紫の桐の花が咲いていました。 |
NO.175(04/12/11) | |||
は〜い、美人登場。それも4人です。 皆、髪がきれいですねぇ。艶々した黒髪が匂ってきそうです。 ここで「剪紙の題材」 について 剪紙には、風景、家畜や鳥、草花、人々の働く姿や子供たちなど、 日常生活に密着した題材が多いのですが、なかには寓意や隠喩の こめられているものもあります。 例えば、 ●梅は…女性の純潔。 ●蓮の花やざくろの実、豚などは…花嫁がたくさんの子宝に恵まれるように。 ●おしどりは…夫婦が末永く円満に。 ●獅子、虎、こま犬などは…男の子が健康に育ち勇気のある人間になるように。 ●龍は…お金持ちになれるように。 ●松と鶴を組み合わせた図柄は…長生きできるように |
NO.173(04/11/20) | |||
何とも愛らしい剪紙です。図案ではなくて剪紙を作った人の
気持ちが愛らしい。本か何かで見た西洋を剪紙にしたのでしょう。 ここで「剪紙の題材」 について 剪紙はもともと農民のものであったので、彼らが自分たちをとりまく 自然を愛し、 神話・伝説・歴史上の人物に憧れ、平和な生活を願い、 未来の幸せを祈りながら作られてきました。こうした彼らのささやかな 夢や希望が、剪紙には込められているのです。 | NO.172(04/11/13) | |||
中国の剪紙と言われなければ、江戸時代の大家の作と
見間違えそうです。 商いをする人、欄干にもたれて船を見る人々の のびやかな庶民の生活が切り出されています。 ここで「剪紙の用途」 について 『窗花』…窓に貼るもの。旧正月に紙窓に貼って正月を祝います。 『団花』…円形の紋様で、天井などに貼るもの。 『礼花』…贈答用、贈り物に貼ったりします。 『角花』…窓などの隅に貼る、三角形の紋様。 『喜花』…慶事に使う。主に結婚式の時に使われていて"喜"の文字が 2つ並んでいます。 『龍灯花』…旧正月15日の灯節の祭りに提灯に貼ります。 | NO.171(04/11/6) | |||
この大胆な構図、力強い二頭の虎、日本の江戸時代の
版画に似通った構図だなあ。 ここで「剪紙の題材」 について 中国は多民族国家で、広大な国土を持っています。 地理的な自然条件はもちろんのこと、風俗・習慣なども各地によって 大きく異なります。そのため剪紙の題材・形式にしても、 各地によってそれぞれ、独特の風格と特色があります。 最近では、各地の交流がさかんになり、きわだった特色がうすれて きているものの、やはり北方と南方では違いがあるようです。 | NO.170(04/10/30) | |||
剪紙に使われる紙は、粉蓮紙といわれる竹を原料にした紙が有名です。 かなり薄手のもので腰が強くシャープに仕上がります。 吹けばひらひらと飛ぶような薄さで静かに扱います。 色は、主に紅・黒・白の三色が古くから使われてきました。 中国では古来、原色の明色を用い、それぞれ意味がこめられています。 『青』東方を示し春を象徴します。 『紅』南方を示し夏を象徴します。紅色は"喜色"として、正月や 結婚式などおめでたい時に用いられます。 『白』西方を示し秋を象徴します。 日本人は白を尊びますが、中国では葬式や死者を祀る時に 用いられるので、あまりいい印象の色ではないようです。 『黒』北方を示し冬を象徴します。ふつう刺繍の模様づけに 使われてきました。 剪紙提供:OJINさんこと相沢さん | NO.169(04/10/23) | |||
剪紙は、もともと刺繍の型紙として使われていたとされています。 そのため農村の女性の手によって作られ発展してきました。 この型紙がやがて、窓や天井、灯籠などに貼られて装飾品として 室内を彩るようになり、特に旧正月には年画と共に新年の飾りとして 用いられます。 先日、新太極拳の事務所に京都府亀岡から女の方が 来られました。床にポンと置いてあった剪紙を目ざとく 見つけられて、これはどのようにして作るのですか。と 興味いっぱいの目で質問をされます。 剪紙を見ながら話される内容から、どうやら染色関係の お仕事のようです。関心のあることには目が行くのですねぇ、と 私はそのことに感心しました。 剪紙提供:OJINさんこと相沢さん |
NO.168(04/10/16) | |||
剪紙は、彫刻刀で切り取った「刻紙(こくし)」でしょうか。
「渡海観音」は、正月の祝いや人々の楽しみとして中国の民間に 伝えられてきた「剪紙」と一般に呼ばれているものです。 太極拳と同じく、北方と南方に大きく分けられるの ですが、北方は大胆で素朴、南方はリアルで繊細な ものが多いとされています。 この「渡海観音」は、お召物の細やかさ、優美な指先の 表情からすると南方系のようです。日本と同様、観音様は 彫物や絵画にと愛されています。 ふくよかな表情がいいですね。 今回から始まりました「中国の民俗芸術」剪紙編、 皆さまと一緒に中国の民俗芸術を楽しんで いきたいと思います。(小田) 剪紙提供:OJINさんこと相沢さん | NO.167(2004/10/09) |